「版画展 − 摺りの余白」ワークショップ開催


12月5日、本展会期中イベント「miniリトグラフ・ワークショップ」を開催しました。
出品者でありイラストレーターの、芳野(よしの)さんを講師に迎え、1回約3時間の内容を、途中休憩をはさんで2回行いました。


第1部、まずは本展の企画者、世永 逸彦教授(写真中央)によるご挨拶から。




続いて、芳野さんによる今回のワークショップ内容の説明に移ります。
版画を刷るための原板は、版画用アルミ版を用います。


原板には、油性のマジックペンや、版画用の描画材料を使って描きます。





刷るためのプレス機は、特注のリトグラフ専用の小型版です!
日本に数台しか存在しないものとのことです。


原板に描く前に練習用の紙にスケッチして…、
(事前に下絵を用意して持参してくださる参加者の方もいらっしゃいました。)


原板に描きこんでいきます!





ドライヤーをあて、油性の描画材を乾かす行程です。




いよいよプレス機による印刷工程です。


水を含ませたスポンジで原板を濡らし、
インクを原板にのせる作業をして準備します。




プレス機に原板をのせ、その上に紙を配置したら印刷です!










刷り上がった作品たち。
今回使用したインクは青1色でしたが、
リトグラフの魅力を十分感じていただけたようでした。





原板のアルミ板に残ったインクもきれいに洗い流し、お持ち帰りいただきました。



ご参加の皆さま、どうもありがとうございました!


さて、「版画展 − 摺りの余白」会期も残りあと僅かとなりました。
版画表現の多彩さ、魅力を感じていただける内容となっております。
近くにお立寄りの際には、是非ご来館ください。


「版画展 — 摺りの余白
2015年 11月 7日(土)〜 12月 13日(日)

開館時間 10:00 - 18:00
入館料  無料
休館日  水・木曜日

本学美術学科デザインコース教授・世永逸彦による、版画表現の可能性を探るグループ展です。
会期中に若手のイラストレーターによる、版画技法を用いたワークショップを催します。

開館時間 10:00〜18:00
入館料 無料
休館日 水・木曜日



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