5月25日ワークショップ


5月25日(日)、14時よりワークショップ 「不自由な身体で自由に展覧会を鑑賞する(講師:中川 佐和子)を催しました。



始めにワークショップの導入をする、講師の中川さん(写真中央)。
今回のワークショップは、彼女が普段気にしていることや、
自身の経験による疑問から企画されたものです。



それは例えば、ある展覧会会場に車椅子で来ているお客さんの視点であったり、
その方を支える側の視点であったりします。
今回はワークショップ参加者が、車椅子利用者やその介助者を擬似体験し、展覧会を鑑賞します。そこで思ったり、感じたことが意見交換されました。



用意された車椅子は1台。参加者は二人一組になり、車椅子利用者役と介助者役にわかれます。車椅子利用者役には、コミュニケーション手段に制限がかけられており、うなずいたり、首を横に振ったり、表情を使って介助者役に訴えることしか出来ません。他の参加者は、普段通り作品を鑑賞しています。




次に、体に色々なもの(風船・手袋・定規など)を身につけて意図的に
障害をつくりだした上で、会場を鑑賞して回ります。



最後に、今回のワークショップ体験の感想を一枚の紙に書き記しています。
よくよく見ると「耳栓」をしています。ここでも自分の自由にならない状態をつくりだしていますね。

タイミングごとに講師の中川さんや参加者の方々同士で、熱心に感想のやり取りをされている姿が印象的でした。物理的に普段の視点とは違う環境の中、展覧会を鑑賞することで新鮮な発見をされたようでした。
ご参加どうもありがとうございました。



さて、会期も残り半分となりました!
尾道市立大学大学院美術研究科 進級制作展『Q』」

2014年 5月 17日(土)〜 6月 8日(日)

開館時間 10:00 - 18:00 
入館料  無料
休館日  火・水曜日


大学院で制作活動を行っている、日本画・油画・デザインの3領域の大学院2年生が、院1年生時の制作を発表します。

〈油画〉杉井 隼人・津川奈菜・中川 佐和子・福田 佳織・藤井 亮介・増井 みま/〈日本画〉亀井 佳練・津森 祐樹・村田 明日香/〈デザイン〉喜來 詩織・小寺 優輝・平井 雅泰・宮迫 一葉



ワークショップ
  6月1日(日) 14時〜
 「絵を着るワークショップ(講師:福田 佳織)※要予約 定員10名 参加費100円

ギャラリートーク〈Second Part〉
  6月8日(日) 14時〜
●出品者の亀井・杉井・津川・津森・中川・福田・増井・宮迫によるトークを予定しています。



0 件のコメント:

コメントを投稿