12月23日 表彰式

今日から高校生絵のまち尾道四季展が始まりました。
今回で第6回目となる本展は、全国91校から556点もの応募を頂きました。その中から尾道賞、秀作、入選作品が、尾道市内3箇所にまたがり展示さます。

当館では尾道賞[最高賞]15点、秀作10点が並びます。

そして今日は尾道賞・秀作の表彰式が行われました。





賞状と楽しみにしていた副賞が…


尾道賞を受賞した15名は来年春にフランス研修旅行に向かいます。
皆さん楽しみですね。尾道賞、秀作を受賞の皆さん、おめでとうございます。


また表彰式後には審査員による個別の講評も行われました。
今年の作品は応募作品全体を通して絵の技術に加え、自分の世界観を追求する姿勢の光る作品が多いとのことです。
他学校の作品を観るのって新鮮でとても勉強になります。









入選作品130点におきましても別会場にて展示中です。
こちらも多彩な作品の数々をどうぞご覧下さい。

尾道絵のまち館(土堂二丁目3-24)

ギャラリー都(土堂二丁目4-10)




第6回高校生絵のまち尾道四季展

12月23日(金)- 2012年1月15日(日)


開館時間 10:00 - 18:00 (絵のまち館、ギャラリー都は17:00まで)

休館日  12月29日 (木)- Ⅰ月3日(火)

入館無料


高校生の若くて瑞々しい感性を御堪能下さい。




次回予告

第6回高校生絵のまち尾道四季展

12月23日(金)- 2012年1月15日(日)
開館時間 10:00 - 18:00        入館無料
休館日  12月29日 - Ⅰ月3日
常設   小林和作




同時展示会場

尾道絵のまち館(土堂二丁目3-24)

ギャラリー都(土堂二丁目4-10)


イベント
表彰式
12月23日(金/祝)13:00より  会場 尾道白樺美術館[尾道大学]

また期間中、尾道市民センターむかいしま「ココロ」のロビーにおいて過去の尾道賞作品の一部を紹介します。

ご来館お待ちしております。


ギャラリートーク&講演会

12月10日、本日は尾道大学デザイン作品展のアーティストトークが行われました。

作品を展示中の学生たちが自身の作品について語ります。

デザインコースの学生さんは、普段から大学の授業を通してコンペなどを行っているので、みなさんとても堂々とした発表でした。




 

これらの作品の中には、街で実用化されているポスターやロゴデザイン、商品として販売されているものがたくさんあります。
是非、見つけてみてくださいね。







そして、本日2つめのイベントは大黒雄二郎退任記念講演です。

「私と尾道」というテーマで、古地図を使ったフィールドワークの様子や尾道大学での進路支援のことなど、大黒先生が尾道の街そして尾道大学で携わってこられた事のお話を聴くことができました。








講演会にはデザインコースの卒業生もたくさん駆けつけました。
懐かしい面々と一緒に記念撮影。



今日はデザインコースの皆さん、大黒先生、楽しいトークをありがとうございました。



尾道大学デザイン作品展は18日(日)まで開催中です。

お知らせ

MOU尾道白樺美術館[尾道大学]では只今、尾道大学デザイン作品展を開催しております。

明日はイベントを開催致しますので、どうぞご参加下さい。

尾道大学デザインコース学生によるギャラリートーク

2011年12月10日(土)13時〜  入場無料


尾道大学芸術文化学部美術学科デザインコース教授
大黒雄二郎退任記念講演 「私と尾道」

2011年12月10日(土)14時〜  入場無料





12月3日 尾道大学デザイン作品展


    学生によるデザイン作品たちを、少しだけご紹介。
 

        話題の「オノボン」。 内容が気になる……
        書店で実際に販売されている、新たな尾道ガイドブックです。




        市長も来館されました。 興味津々の様子。
        このコーナーに展示されているハンバーガーショップの企画は
        実行にうつされ、海岸通りに立派なお店を構えています。



        立体作品も。 これはベッチャー祭りの様子。
        少年のコミカルさに対し、鬼の顔の恐ろしさが半端ではありません。
              



        映像作品も。 写真のようなアニメーションもあれば、実写のドラマ
        仕立てな作品も上映中。



        思わず足を止めてしまう、おもしろい作品がたくさんあります。





  「尾道」


学生たちは、常にこのテーマに真摯に向き合い、様々な視点から多くの作品を生み出して来ました。

そして、そうしたものの中から、実際に街中で活用され、多くの人の目を楽しませたであろうもの

も多々あります。

自分たちが住むこの土地で、地域の人とつながっていける。

その手段のひとつとしてのデザイン。

そんなあたたかな積み重ねを、いっぺんに展示しました。

どなたもゆっくり楽しめる、そんな展示になっています。

いろいろな「尾道」に、是非とも出会いに来てみてください。





                  尾道白樺美術館[尾道大学]スタッフ




尾道大学デザイン作品展 2011

本日より開催です。ご来場お待ちしております。



尾道大学デザイン作品展 2011

2011年11月27日(日)〜12月18日(日)
休館日 火・水(祝日開館)
開館時間10時〜18時 入館無料




尾道大学デザインコース学生によるギャラリートーク

2011年12月10日(土)13時〜  入場無料


尾道大学芸術文化学部美術学科デザインコース教授
大黒雄二郎退任記念講演 「私と尾道」

2011年12月10日(土)14時〜  入場無料


次回予告

MOU尾道白樺美術館[尾道大学]では只今展示替え期間中です。

次回展覧会のお知らせします。



尾道大学デザイン作品展2011

2011年11月27日(日)〜12月18日(日)
休館日 火・水(祝日開館)
開館時間10時〜18時 入館無料



イベント情報

尾道大学デザインコース学生によるギャラリートーク

2011年12月10日(土)13時〜  入場無料


尾道大学芸術文化学部美術学科デザインコース教授

大黒雄二郎退任記念講演 「私と尾道」

2011年12月10日(土)14時〜  入場無料


 尾道大学デザインコースでは、一貫して「尾道」をテーマにした課題を行っております。

 それは地域に根差し、地域の問題に取り組む事が、地域の歴史や文化を知り、家族や生活について考え、ひいては日本社会、人間社会全体を考える事に繋ると信じるからです。デザインの性質上、展示だけでは伝わり難い尾道大学デザインコースでは、一貫して「尾道」をテーマにした課題を行っております。それは地域に根差し、地域の問題に取り組む事が、地域の歴史や文化を知り、家族や生活について考え、ひいては日本社会、人間社会全体を考える事に繋がると信じるからです。デザインの性質上、展示だけでは伝わり難い部分もありますが、この取り組みの一端をご覧いただけたらと考えています。


  出展作品紹介


広報おのみち表紙デザイン  岸本侑子 (2011)





ART in 酒蔵  (2011)




灯りまつりポスターデザイン  松永華奈 (2011)



道の駅クロスロードみつぎロゴ  西美憲 (2011





オノボン表紙デザイン  中野佐和子 (2011)


ここでは一部しか紹介できませんが、会場で学生たちの作品をお楽しみ下さい。

ご来観お待ちしております。


11月19日

 ただ今開催中の奥山民枝 退任記念展です。



 連日たくさんの方に来館して頂いております。
 また、お花もたくさん頂き、華やかな会場となりました。

  その少しをご紹介。









  奥山先生、お花のお手入れ。


  明日は最終日となりました。
  ご来観お待ちしております。


11月13日 談話の日



 今日は談話の日、2回目でした。

 たくさんの方のご来場、ありがとうございました。

 100人以上のお客さんが展示室に押し寄せ、多くの質問が飛び交い、活気のある談話の日となりました。


                                     
                                  尾道白樺美術館[尾道大学]スタッフ

11月5日(土)  談話の日





  今日は「談話の日」。

  奥山民枝本人が、自身の言葉で作品や独自の世界観について語り、

  作家とお客さんが交流するいい場となりました。


  「談話の日」は 11月13日 14時〜 にも予定しています。

  是非足をお運びください。

10月30日 犬の目のなかの月、日。

  

 エナはこちらをまっすぐ見ている。 
  
 エナの視線はまるで鑑賞者の本質を照らし出すように、ただ、そこにある。



  エナとは、奥山民枝の、2年ほど前に死んだ愛犬の名だ。 入館して初めて出会うことになる一

  枚。

 「 犬の目のなかの月日 」

 今回の展覧会の副題でもある作品。

 彼女の目に捉えられ、最初は誰もがはっと息をのむのではないだろうか。

  そして、ゆっくりと、波がよせるように訪れる、やさしさと静けさに、とっぷりと包まれること

 だろう。

  


  奥山民枝にとって、生きる上で一番大切なことは何か。

 それは、「 わからないことがあること 」。

  例えば、宇宙のような果てのない広大な無限の世界、

   どこまでもどこまでも微細な細胞レベルの世界。

 画家は、これらの分野に強く関心を示し、同時に、それらは、彼女独特の世界観を培っている。

  知れば知るほどわからないことは増え、それは尽きることがないという。

 目に見えない世界、だけどたしかに存在している。

  この世はいったいどんなもので、そこに在る自分は何者なのか。

  そんな探究心が、生きる糧となり、画家に筆を握らせる。

  
  そして、人間の叡智や文明なんて、まったく及びもしない、深淵で計り知れない世界、画家はそ

  の自然世界と

 一体となる感覚を覚えるという。

  すべてのことは密接に繋がり、絡み合い、互いに響き合っている。

  その事実は、間違いなく彼女自身の根源であり、創作の源でもある。

 だから、ひとつのことに対して色々な見え方があって当然で、それを無理矢理括って、型にはめ込

 むくだらなさを、画家は強く訴える。

  振り子でいうなら、止まっている状態がそれだ。常識やしがらみで、動けなくなり、決められた

 視点でしかものを見ることができない。

  対して画家の振り子は、ゆったりと美しい弧を描き、右へ左へ、自由自在。時には軸を中心に回

 り出すかもしれない。

 その優雅で柔軟な思想は、どの作品にも反映されている。

  太陽、山、植物、雲、山、犬、モチーフが何であれ、彼女の手によって紡ぎ出されたそれらは、

 圧倒的な自然の神秘で充ち満ちている。

  そして、触れてみたくなるような、魅惑的な質感で目を奪う。

  その中でも、今回特に異色に見える「 犬 」シリーズ。

  それ以前の、太陽や山などの、要素を出来うる限り削ぎ落としたような、シンプルな画面を知

 る者は、とことんまで描写されたこの犬を見ると驚くかもしれない。

  しかし、画家はどんな作品に対してもリアリズムであることを前提に制作している。

 エナの作品は、その極みとも言えるのではないだろうか。

  でも、ただただ、エナをありのまま描きたかった、そんな風にも感じた。

 やわらかな毛の様子。 湿り気のある鼻。 つるりとした眼。 爪の硬さ。 厚みのある耳。 

 緻密に描かれたそれらは、見るものに、犬の温もりや、匂い、息つ゛かいまでも体感しているよう

 な錯覚を起こさせる。

  さらにそれだけではなく、一番始めの部分でふれたように、自分の中の本質、意識的ではない、

 潜在的な部分を垣間みているような、どきっとする感覚に襲われる。

  これはなぜだろう。 

 この絵を描くとき、きっと画家は、犬の不在をとてつもなく悲しんだことだろう。 でもその分

 だけ、一緒に生きた喜びをかみしめたはずだ。 そして、エナを描くことで世界とつながり、す

 べて、喜びも悲しみも、なにもかも引き受けて、まるごと溶け合った結晶がこの画面なのではな

 いか。

   

  しかし、画家は、こんなにもかけがえのない行為であるような創作についてさえも、
   

 「 絵を描くことは、まったく意味のないことかもしれないし、

  とても重要なことかもしれない。 」


  こんな風に言い放つ。

  行為自体にとらわれ、支配されることなく、だからこそ自由に、「 ただ描く 」という純粋

  すぎるとも言っていいような絵画表現が生まれるのではないだろうか。

   そして、そのことが、私たち鑑賞者の深い深いところまで染み入って、奥底にある何かに呼

  びかける。

  

    

                         MOU尾道白樺美術館[尾道大学]スタッフ


  

   

  



   

  

   

   

  

   


  

  
   

奥山民枝 退任記念展


本日より開催です。ご来観お待ちしております。






 奥山民枝 退任記念展  犬の目のなかの月、日。

 2011年10月29日(土)〜11月20日(日)
 休館日 火・水(祝日開館)
 開館時間10時〜18時 入館無料

 談話の日
 11月5日(土)/11月13日(日)14時〜  参加無料
 作家本人が自由なテーマで語ります。

次回予告

只今、MOU尾道白樺美術館[尾道大学]は展示替え期間となっております。
10月29日からの展覧会をお知らせします。


 奥山民枝 退任記念展  犬の目のなかの月、日。

 2011年10月29日(土)〜11月20日(日)
 休館日 火・水(祝日開館)
 開館時間10時〜18時 入館無料

 談話の日
 11月5日(土)/11月13日(日)14時〜  参加無料
 作家本人が自由なテーマで語ります。


奥山先生は2005年に尾道大学美術学科の教授として赴任し、20123月を以て大学を退任することとなりました。大学近隣の自然豊かな尾道市久山田町に居を構え、犬とともに大学と自宅とを往復し、後進の指導にあたりながら、創作活動に勤しむ日日でした。先生の独自の自然観、生命観はふだんの何気ない会話の中にもふとその片鱗を現します。久山田に群生するシダ植物と出会った感動、大学裏山の神社の持つエネルギー、犬のことば、近所での身近な出来事から壮大な宇宙論まで話は広がっていきます。奥山先生は20代から欧州・中近東・南北米など世界各地を旅してきました。ある旅で、南米の標高数千メートルの高地砂漠の真ん中でひとり佇んでいたとき、自分の命と地球の命がクロスする感覚を強く感じたといいます。その時の外界との融合感覚が画家・奥山民枝の世界観の原点なのかもしれません。巨視的でありながら、同時に微視的でもある奥山先生の絵画は常に内部から発光するような柔らかい光を孕んでいます。その光は人間も動物も植物も大地も天体も等しく包み込み、見るものの感覚に浸透していきます。

 本展では奥山先生が尾道で創作活動を展開してきた7年間の成果を中心に紹介します。犬をモティーフとした最新作、太陽、月を描いた近作、尾道で新たにチャレンジを始めた日本画の作品にメゾチントの版画連作や尾道の挿絵シリーズなども交え、紹介します。一貫した世界観を持ちつつ、変容を続ける画家・奥山民枝の現在を見て頂く絶好の機会となるでしょう。





奥山 民枝 プロフィール

1965 東京藝術大学美術学部入学

1969 東京藝術大学美術学部卒業

    王立サン・フェナルド芸術大学名誉留学生として渡西

1986 画集「奥山民枝・旅化生」出版(美術出版社)

1987 朝日新聞小説挿画「手のなかのいのち」連載

1991 個展「ゆらぐ」(東京、アートミュージアム・ギンザ)

1992 35回安井賞受賞

1996 光州国際美術展招待作家として渡韓(光州市立美術館)

1998 画集「手のなかのいのち」出版(奥山事務所)

2000 個展「わたる」(東京、日本橋三越)画集「ゆらぐ・わたる」出版(美術出版社)

2002 個展「Le Soleil」(パリ、ギャラリー・ヨシイ)

2005 尾道大学教授就任  「山水戀圖」出版(岩波書店)

2009 個展(東京オペラシティーアートギャラリー)

2010 個展(尾道市、なかた美術館)

2010 31回広島文化賞受賞

2012 尾道大学退任




ご来観お待ちしております。

10月16日  ワークショップ

 16日(日)、作家 山本恵子さんのワークショップ「便せんを作る」がありました。
 山本さんがもってきたサンプルに、カワイイーッと黄色い声が賑わう中、作品づくりスタートです。



 銀箔の貼られた和紙にランダムに岩絵の具をのせていきます。


 出来たらしっかり乾かして…今日は日光でも十分乾きました。



 さあ、乾いたらここら本番。思い思いに形をくり抜いていきます。





 切った素材を台紙の上に貼付けてハガキや便せんにデザイン。
 そうだ、来年の年賀状にしようと、皆さん真剣です。



 原画が完成したら色紙にコピーして便せんのできあがりです。






 みんなとても素敵なのが出来ました。
 手作りハガキや便せんで手紙を書くのが楽しみですね。