坂本実央さんのインタビュー


5月25日に出展者である、尾道大学デザインコース4年、坂本実央さんにインタビューをしてきました。
今回のインタビューで、坂本さんの人物像を少しですが知ることができました。
そのインタビューの内容をご紹介します。
白樺美術館に置いてある、スケッチブック/スクラップブックについて。
あれ、すごいですね。マメじゃなきゃできないですね。

坂本さん : ファイリングするのは好きです。整理してないと気が落ち着かなくて、家でも書類とかは分類別にしています。きれい好きなんです。
直感でやるのが苦手で、採寸して計算して、きちきちやるのが好きです。神経質だと思います。順を追って考えないとダメで、書いて落ち着くというか、頭で考えるだけじゃ落ち着かないんですね。とにかく手を動かす。それで、勢いでたまたま書いたやつが、後々資料の一部になったりします。スクラップブックは、『対自分』のためのもので、ネタ切れになったときに見るネタ帳です。アイディアって、そのときだけのものじゃなくて、いつでも使えて便利なものだと思うんです。


Q:今回の展覧会『はじまりのかたち』ということですが、坂本さんにとって、素描/デッサン/ドローイングとはどんなものですか?

坂本さん : 日頃自分がスケッチブックに、作品のために描くものが〈素描〉だと思っています。〈デッサン〉というと、それだけで作品っぽいというか、完成させなきゃとかって考えます。目の前のものをそのまま描くのが苦手で、石膏デッサンとか。そのものを、それっぽく描くのは得意なんですけど。デザインコースを選んだのもそういう理由がひとつあります。〈ドローイング〉は〈デッサン〉よりラフな感じですが、私の中で一番ラフ度が高いのが〈素描〉です。
      
Q:坂本さんの興味のあること、趣味など教えてください。」

坂本さん : 魚が好きです。食べることではなくて、見るのが好きです。収集癖があって、魚グッズとかよく集めます。果物に貼ってあるシールも好きです。あと、本の装丁、デザインが気になります。

Q:最後に、白樺美術館について。こういう企画、作家なら見に行きたい、というのがあれば教えてください。

坂本さん : 個人的な意見ですが、博物館的な要素のある展示は行ってみたいです。例えば、設計図、古い切手など、貴重なもの、同じテーマのものがたくさんあるといいなと思います。作家の横顔、作品の裏側がわかる展示は面白いと思います。今回の展示のように。絵画だけではなくて、体験型の展示もあったら行ってみたいです。体験型なら行ってみないと分からないですからね。小野先生の展示は興味があります。




インタビューの後に、坂本さんの制作デスクを見せてもらいました。
A3、A4など、サイズ別の型紙がカッターマットの下にありました。その大きさにすぐに切れるようにしている、とのことでした。坂本さんの、きれい好きな性格がよく分かる制作デスクでした。毎回、帰る前に整理して帰るそうです。

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